このたび、代表理事・副代表理事がプラントベース医学の国際学会「Power of the Plate」に出席いたしました。
本学会では19の興味深い講演が行われ、プラントベース食事法の最新医学的知見や、世界各地での実践事例について、活発な議論が交わされました。
演題の中には、世界的に話題となったドキュメンタリー映画の制作に関わった研究者によるものもありました。
■ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実
植物性食事法がアスリートのパフォーマンスを飛躍的に高めることを科学的に検証したドキュメンタリー。▶ Netflixで視聴できます
■ヒトは食べ物でできている:双子で”食”を検証
一卵性双生児を対象に、プラントベース食と雑食の違いを8週間にわたり科学的に比較した実験ドキュメンタリー。▶ Netflixで視聴できます
また、地球の環境を守るためにも畜産類の生産は再考すべきとの主張がありました。これまでも肉類の消費は健康によくないという報告が少なからずありますが、牛肉の生産には大量の食料(主にトウモロコシ、大豆)が消費され、それに対してわずかな肉しか生産されない。さらにし尿の垂れ流し、さらには牛のげっぷによるメタンガスの放出など、環境汚染の要因にもなっている、との報告がありました。(追ってより詳しくご報告の予定)
POP会場のまわりには関連団体や健康食品、機器などの広告のため、たくさんのブースが設けられていますが、この中で、Switch4Good(良きものは取り入れよ)という、子どもたちのために社会を改善する活動をしている団体がありました。筋肉モリモリのアスリートたちの写真をバックに「80年ぶりに学校給食に植物ミルクを導入する法律が今年の1月に連邦議会を通過しました。」と喜びの笑みを浮かべてミシェル・バーンシュタインさんが話してくれました。アメリカでは学校給食のミルクは牛乳ということが80年前に法律で決まっており、ここに豆乳やアーモンドミルクなどの植物由来のミルクも認めてほしいと長年運動を続けてきて、ここにきてようやくそれが実現した、とのことです。これから全米でそれが実行されるように新たな運動をしていくとのこと。7月にそれに向けたカンファレンスをサウスキャロライナ州で開催するそうです。
アメリカでもそうだったのですね、学校給食では牛乳だけが毎日の飲み物として取り入れられていたとは。日本でも同じ。牛乳はチーズやバターと共に子どもたちの健康には良くない食材として日本でも懸念する保護者が少なくありません。米国ではついにその壁を打ち破ることに成功した、ということで、「これからも私たちへの支援を継続してほしい。」とPOPの参加者に訴えていました。バックの4人のアスリートの写真ですが、いずれも植物由来全体食で体を鍛えているとのことでした。
学会で得た詳しい内容については、会員専用ページにて順次ご報告してまいります。
一般社団法人プラントリシャンJAPAN
代表理事 鈴木晴恵